不妊で悩んでいるご夫婦は10組に1組以上です。 西洋医学の進歩で治療期間が短くなる傾向ですが、平均 で4年6ケ月に及ぶと言われています。
以前は女性に主な原因があるとされていましたが、女性側の原因が30~40%、男性側に20~30%とほぽ同等です。
女性側の不妊症の原因として、内分泌排卵因子、卵管因子、子宮因子の3つが挙げられ、男性側の原因として、造精機能障害が90%程度を占めています。
しかし、原因が分からないケース、副作用に悩む方などで漢方での体質改善を期待する人は多いのです。
そこで、30年以上の実績がある中医学に基づく「周期養生法」や、体質に合った漢方薬で妊娠しやすい身体づくりをご理解いただくために、このコーナーで連載することにしました。
周期養生法は月経周期の月経期、卵胞期、排卵期、黄体期に分けて漢方薬を使い分け、周期を整える養生法です。
不妊治療を経験した方に共通する思いは、子どもが出来ない事で自己否定的に考えたり、治療に過度の期待をかけて大きなストレスを抱えていることです。
もしも漢方での取り組みをお考えの方は、まず、心にゆとりを持つことを提案します。
そのためには、今までの治療等に対する不安や不満を相談することも大切です。
精神的にリラックスすることで、ホルモンバランスが改善し妊娠することもあります。
ご相談される方で出産に至らないケースがありますが、カウンセリングでご夫婦の関係を見つめ直すことや、体調が改善いたします。
お気軽にご相談ください。
【相談時間】13~19時 (日曜日、祝日休みは予約のみ)