令和2年7月28日、大雨による北上川増水で、吉内川排水樋門(日高見橋下)にて水位の監視をしていた軽石・佐藤操作員が、堤防の内側数か所から水が噴き出しているのを発見し、国土交通省に通報。国土交通省職員が確認し、応急対応の為に国土交通省職員・消防署員・消防団員が総出で土嚢を積む処置を行いました。結果、大事には至ることはありませんでした。現在行っている主な工事は、堤防の外(北上川)側に遮蔽板(鉄矢板)を打ち込み、水の浸透を防ぐ為のものです。(見学出来ます)
堤防の下に水の道ができる「パイピング現象」と言われるこの現象は、川の水位が上昇することで堤防にかかる水の圧力が増し、堤防の内部や地下に水がしみこんで通り道を作り、堤防の内側(川と反対側)に噴き出す現象で、堤防が決壊する原因の一つと考えられています。