花粉症-1 予防


2010年3月号

2010年3月号

漢方では花粉症という概念はありません。
カゼと同じように考えます。 花粉やウィルス、細菌など体に侵入して害を与える存在を「外邪」と呼びます。季節や気候によって変化する「外邪」を風邪(フウジャ)といって、風邪(カゼ)の語源にもなっています。
この外邪から体を守るのは、気の力で行います。 漢方では、防風(ボウフウ)、黄耆(オウギ)、白朮(ビャクジュツ)を含む玉屏風散(ギョクヘイフウサン)が気を補い、免疫力を高める漢方薬です。