関節痛


2011年2月号

2011年2月号

漢方で関節痛を緩和させるには、次の点に気を付けましょう。
①虚実・・・身体に必要な成分(気・血・水)の不足で生じた痛み(虚証) 病邪(寒さ、熱、湿など)によって生じた痛み(実証)に分けます。
②寒熱・・・患部の感覚です。患部が冷たい(寒証・・温めると症状緩和)。反対に患部に熱を持つ(熱証・・・冷やすと症状緩和)
この2つの違いで薬を使い分けます。
例えば、慢性的な変形性の膝関節痛では、虚証のケースが多く、気血を補いながら、痛みを緩和する漢方薬が一般的です。
代表的な物には、「疎経活血湯」「独活寄生湯」などがあります。