風邪

2011年1月号

2011年1月号

日本では風邪の漢方と言えば「葛根湯」ですが、本場中国では違います。薬は症状と体質毎に使います。
・初期・・・寒気あり・・・頂調顆粒など
寒気なし・・・涼解楽など
・慢性・・・吐き気あり・・・小柴胡湯など
咳が続く(空咳)・・・滋陰降火湯など
便秘・・・防風通聖散など
食欲不振・・・補中益気湯など
初期には板藍根を併用すると改善が早いです。
カゼは万病の基、早めにご相談ください。

冷え症

12月号

12月号

漢方で遺伝による体質を先天の本(せんてんのほん)と言います。先天の本は腎精ともいわれ、腎精を維持することが、不老不死の繋がると考えられてきました。
12月に入り寒さが一段と厳しくなると「冷え症」の相談が多くなります。その中で、生まれつき冷え症という方がかなりおります。この方は腎精が生まれつき弱いことが、考えられます。その場合、冷え症だけでなく「生理不順」「不妊症」などの症状が見られることもあります。漢方では「腎陽虚」といい、鹿茸、地黄など補腎薬での養生が欠かせません。
今回お勧めする「参茸補血丸」は冷え症改善の切り札です。その違いを実感ください。

生理痛2

10月号生理痛2

10月号生理痛2

生理痛が仕方がないとあきらめている人は多いのですが、体質に合った漢方薬で症状が改善することがあります。
痛みは「瘀血」が原因と言われていますが、冷え、ストレス、肥満、疲労、ダイエットなどで「瘀血」になります。
「体質改善する漢方」+「血行を改善する漢方」の相乗効果で痛みの無い状態を実現しましょう。
血行改善には・・・「冠元顆粒」がイチオシです。

生理痛1

2010/09/04(Sat)

2010/09/04(Sat)

生理のトラブルでご相談の多いものに「月経前症候群」があります。 身体的症状として、胸や脇の張り、腹部の張り、便秘や下痢を繰り返すなどが見られます。 精神的症状として、イライラ、不眠などの訴えがあります。 この症状は、「気滞」すなわち「気の停滞」が原因と思われます。 改善には、「逍遥丸」「加味逍遥散」「開気丸」などがあります。 是非ご相談ください。

更年期

2010年7月号

2010年7月号

ドライシンドロームは身体が乾燥して、色々な症状があらわれることを言います。
オススメの「百潤露」には、3つの生薬が配合されています。
「百合 ひゃくごう」・・・ユリ科ユリの鱗茎 薬理作用は潤肺止咳です。清心安心作用もあります。
「北沙参 きたしゃじん」・・・セリ科ハマボウフウの根
薬理作用 養陰清肺、痒みを静める。
「玉竹 ぎょくちく」・・・ユリ科アマドコロの根茎
薬理作用 養胃生津(胃を守り、体液を生む)

飲みやすい味です。
症状の依っては漢方薬との併用が良いようです。
・ドライ症状+のぼせ、イライラ・・・+加味逍遥散など
・     +便秘、肩こり・・・+桃核承気湯など
・     +汗、下半身の冷え・・・+活命参など
この機会にご相談ください。

ダイエット

2010年6月号

2010年6月号

三爽茶を詳しく紹介します。
このお茶には、4つのハーブが含まれています。
①柳茶・・・チベットの民間薬として健康維持に使用。
家畜がこの葉を食べると痩せると言われる。    脂肪の分解を促進する。
②荷葉③問荊・・・中国では血中の脂肪を低下させると言われている。
④シベリア人参・・・胃腸を整え、ストレス解消につながる
1カ月分4700円です。6月30日まで無料サンプル10包ご提供中です。(ホームページを見たと言ってください。)

不眠

2010年5月号

2010年5月号

不眠の原因は様々です。気血水のバランスが崩れるとストレスの影響を受けやすくなります。
まずは、気血水の状態を把握しましょう。
虚・・・気血水の不足する状態
1)気虚・・・疲れやすい、寝汗、朝が弱いなど
2)血虚・・・めまい、立ち眩み、動悸、こむら返りなど
3)陰虚・・・手足、顔のほてり、口の渇きなど
実・・・湿(水分)と熱が過剰な状態
湿熱・・・食べすきると不調になる。イライラ、軟便など

体質の改善で睡眠の質を改善しましょう。

花粉症-2

2010年4月号

2010年4月号

花粉症の症状改善には、「寒」と「熱」の見分けが重要です。

・寒証・・・寒さで悪化するので身体を温めることが基本です。 小青竜湯、麻黄附子細辛湯など。

・熱証・・・温かくなると悪化するので、冷やす漢方薬をお勧めします。

越婢加朮湯、消風散、麻杏甘石湯など 体質改善には、玉屏風散などをお勧めします。

花粉症-1 予防

2010年3月号

2010年3月号

漢方では花粉症という概念はありません。
カゼと同じように考えます。 花粉やウィルス、細菌など体に侵入して害を与える存在を「外邪」と呼びます。季節や気候によって変化する「外邪」を風邪(フウジャ)といって、風邪(カゼ)の語源にもなっています。
この外邪から体を守るのは、気の力で行います。 漢方では、防風(ボウフウ)、黄耆(オウギ)、白朮(ビャクジュツ)を含む玉屏風散(ギョクヘイフウサン)が気を補い、免疫力を高める漢方薬です。